
長崎原爆の日:犠牲者悼み、反核訴え ここを最後の被爆地に
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20090810ddlk42040274000c.html
さっき、11時ごろ、近くからピンポンパンポーン、と放送が流れ、
「本日は長崎原爆投下の日です。これから黙とうをささげます」
とアナウンスがあった。
昨夜、遅かった私は、ベッドの中で手を合わせ、
昔聴いた、「長崎の鐘の音」のことを考えていた。
かつて、佐賀県有田を出発し、
海岸線(高速じゃなくて電車よ)に乗り、長崎まで一人旅をしたことがある。
海沿いを走る電車から見える景色は最高だった。
「ちい散歩」じゃないけども、とってもいい感じの駅があったので途中下車をした。
諫早(いさはや)という名前。
その町は元々鯨漁で栄えたのだが、周知の通り、捕鯨はできず、
すっかりさびれた漁場であった。
昔、鯨があがった諫早湾や砂浜でぼけーっとしていると、
「ねーちゃん、何しとるんですか?」
と漁師さんに声かけられた。
「あ、いや旅をしてまして、いいとこだなあ、と思って座ってたんです。」
というと
「いやー、びっくりさせんね、こんなとこに若いおねえちゃんがひとりでいるから
自殺でも考えとるんかと思ったさ」
といわれ、焦った私は、カメラとMDレコーダーを持っていたので、
「学生で、写真を撮ってるんです。芸術を専攻しています。」
と適当なことをいっておいた。
するとその漁師さんは、
うちにきんしゃい、と今取れた魚があるけん、と強引にご自宅に連れていかれた。
自宅に着くと、奥さんは突然の来客にびっくりした様子だったが、漁師さんは上機嫌で、テンコモリのお魚に加え、「酒はのむとですか?」と真昼間からビールを勧められ、とりあえず、一杯、とやたらごちそうになった。
まるで、TV「田舎に泊まろう」を地でいく話である。
私の目的は長崎に行くことだったので、そろそろ・・・・と御暇しようとすると、
「なんね、泊まりんしゃい、それともこれからどっか呑みに行くか!」
という、都会ではありえない親切さと気さくさに戸惑いつつも、失礼させてもらった。
また海岸線に乗り、長崎を目指す。
途中、「うつつ」という駅を発見し、
【うーん、さっきのは現実だったよな】などどと思いだし、やっと到着。
諫早で随分時間を使ってしまったので、とりあえず、長崎に来たからには、
うまいチャンポンを食べたいと思い、
タクシーの運転手さんに片っぱしから、
「美味しいちゃんぽんで有名なところご存じですか?」
と聞きまくったのだが、一同、
「何処でもうまかよ」
・・・・・・・・・・。
わかりましたよ、じゃあ、その辺で、と長崎駅の近くの中華屋でちゃんぽんを食べたら、
不味かった
帰りの電車のことを考えると、何をしようかと考えている余裕もなく、蘭電に乗り
カステラ福砂屋本店に行き、
親や知人にお届けものをお願いした。
ぶらぶら歩いていると、
唐突に、
ごーーーーーーーnん、ぐあおん、gほんgうぉおおおん、
と鐘が鳴りだした。
そ、そうだ、長崎には教会が沢山あったのだ
や、ヤバイ
これは録音せねば、と思い、当時MP3なぞ持っていなかったので、
MDレコーダーとステレオミニマイクでその音を録音した。
長崎の鐘の音は変だ。
いわゆる、教会の鐘のカランカランという音ではない。
ドスの効いた、おかしな音階なのだ。
不協和音とも違うし、とにかく初めて聴くと、その音色にびっくりする。
初めは、長崎の人って、こんな変テコな音を毎日?聴いてるの???
ちょっと変わってるよ~~と思っていたのだが、
繰り返し、その音色に心を落とし、「ただ、聴いていると」不思議な調性があることに気づく。
ぐうぉーーーーんんがあらああーーーーんごおわあああああんん
合掌。
優しい言葉を使う愛すべき長崎の人達。












